こんにちは、ゆきてくです。
今回で「誰トク読書感想文」の5回目になります。
今回も、個人的に学びになったことをランキング形式でまとめました。
それでは、今回の本はこちら
機嫌のデザイン まわりに左右されないシンプルな考え方
です。
著者は秋田道夫さんで、プロダクトデザイナー(製品デザイン)の方です。
ケンウッドやSONYでデザインを担当していた経験があり、2020年にはGerman Design Awardで最優秀賞を獲得したようです。
X(旧Twitter)で、日常の思ったことを発信されているのですが、感慨深いメッセージが多かったです。
3位 ロングセラーの共通点
ロングセラーの商品やロングライフのモノには、「自然に馴染み、使いやすくて疲れない」点が共通していると書かれていました。
長く使われているということは、「飽きがこない」ということでもあります。
逆にいえば、自然に馴染み、使いやすくて疲れないことを優先して商品を選べば、飽きることなく、長く使用できる可能性が高くなるのではないか?と勉強になりました。
2位 自分をよく見せるためのもの選びはしない
秋田さんはものを選ぶときに「自分にとってちょうどよく、心地いい」と感じるものを選んでいるようです。
ものを選ぶときに、YoutubeやSNSなどから、他人の意見を参考にすることが多いと思います。
私も慎重派なので、多くの意見を参考にしてから購入するタイプです。
一方で、参考にすることは悪いことではありませんが、他人の意見を優先し、自分の意見を軽視しすぎているところがあるのではないでしょうか。
「自分にとってちょうどいい」がポイントだなと思いました。
1位 ものごとは損しないと得にはいたらない
私は神経質なタイプで、失敗や損をしたことを引きずってしまいがちです。
秋田さんいわく、悪いことばかりでもなく、損したことも使いようとのことです。
他人の失敗や損をした話は食いつきがいいので、よく話のネタにでき、コミュニケーションをとる手段にするそうです。
程度によりますが、安い失敗であれば買いにいくときがあるとも書かれていました。
このような考え方をすると失敗や損をしたとしても、多少気持ちがラクになりますし、前向きになると思いました。
最後に
仕事を長続きする秘訣など、ほかにも感慨深い話がたくさんありました。
さすが有名なデザイナーだけあって、思考が深く、表現が上手で、思考の方向が他の人とは違う印象を受けました。
ちなみに、駅の券売機で、お金の投入口が大きく、小銭を一気に投入してもいいデザインをしたのは秋田さんらしいです。
話し口調で書かれており、文も少なく、かなり読みやすかったですよ。
この記事が「おもしろかった」とか「勉強になった」とか「デザイナーが書いた本もいいな」と思った方は、他の記事もぜひよろしくお願いします。